この記事では、中国銀行のキャッシュカードをお持ちの方で、突然 ATMでお金が引き出せなくなり銀行口座が凍結してしまった方のお役に立つ情報を共有させて頂きます。
私の中国銀行と建設銀行のキャッシュカード(銀聯カード, Union Pay)は、2020年頃から急にお金の引出しが出来なくなり、ATMのレシートに「Invalid Card」と表示され銀行口座が凍結してしまいました。
今回は、中国国内の銀行窓口で凍結口座を解除する方法をご紹介します。
中国国内へ渡航が難しい方は、別記事で「日本国内で中国銀行の口座凍結解除をする方法」も紹介していますのでご確認ください。
中国の銀行口座が凍結した理由
原因は、「パスポートの有効期限切れ」!
2011年に銀行口座を開設した際のパスポートの有効期限が2020年に切れていた事が原因でした。
他にも登録した携帯番号の失効などにより口座が凍結されてしまった方も多いようです。
中国の銀行口座を開設した際に登録した身分証明証(パスポート)の期限が切れると、中国の銀行側で自動的に銀行口座が凍結してしまうようです。
必要な書類について
中国の銀行は、各支店により必要書類や対応が全く異なります。必ずご自身で中国国内の支店に具体的な要件を確認してから行かれると時間も労力も節約できます。
同一人物証明とは?
中国の銀行窓口で口座凍結の解除をする際、新旧の旅券(パスポート)が同一の名義人であることを証明する必要があります。
その際に、必要な書類が「同一人物証明」と言い、在中国日本大使館や領事館で入手が可能な中国語の書類です。中国では銀行手続きや不動産売買などに提出が必要となる場合があります。
別記事で、日本国内で取得可能な「旅券発給事実証明書」を申請する方法を紹介しています。
※日本の外務省が「新旧の旅券(パスポート)が同一の名義人であることを証明する」と発行する証明書類。
同一人物証明 の入手方法
在中国日本大使館のホームページに書類発行は通常2営業日が必要と記載があります。出張中や旅行中に凍結解除を予定されている方は、余裕を持って書類を準備されることをオススメします。
交付日
通常は「2業務日」に交付(例:通常月曜日に申請した場合は水曜日に交付)。直ぐに必要になっても、申請日の当日に受け取ることは出来ません!時間に余裕を持って、事前仮申請をしてから出向くことをオススメします。
事前仮申請
最新の詳細はこちら(大使館公式サイト)からご確認してください。
来館2日前(休館日を除く)の17時までに大使館にメールを送る
- 新旧2冊のパスポートコピー(顔写真のコピー)
- 申請書(記入済)又は メールの本文に記入:使用目的、必要通数、氏名、電話、来館予定日
メール宛先:ryoji@pk.mofa.go.jp
※メール送信後は、必ず大使館の領事部に連絡(010-6532-2628)
中国の銀行窓口で口座解除
中国の銀行は、各支店により必要書類や対応が全く異なります。必ずご自身で中国国内の支店に具体的な要件を確認してから行かれると時間も労力も節約できます。
- 新旧の旅券(パスポート)
- 銀行のキャッシュカード
- 同一人物証明(大使館 or 領事館で入手)
- 中国の携帯(電話番号)
※新旧パスポートだけで手続きが可能な支店もあれば、同一人物証明書が必要な場合もあります。必ず事前に銀行に確認してから銀行窓口へ行かれることをオススメします!
- 受付の人に要件を伝え整理券をもらう
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口座の身分証を更新したいと告げると整理券を渡されます。
- 必要なもの一式を提出
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銀行キャッシュカード、新旧パスポート、同一人物証明書を窓口の人に提出
- パスワード設定
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PC画面にサインをした後、新パスワード設定
- 中国の携帯番号で本人確認
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本人確認をする際、中国の携帯番号にSMSが送られて連携させます。
まとめ
中国駐在をされていた方は、中国元でお給料を受け取られていて結構な額が残っている方も多いのではないでしょうか。
私の口座は、2020年にパスポートの期限切れのため凍結し、キャッシュカードが使用不可能になりました。
生活環境が変わり、中国渡航が難しい方へは他の対処方法もご紹介しています。
この記事が、少しでもお役に立てたら嬉しいです!
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